堤政登先生
2008年11月15日
また、“たまご”の話をしたいと思います。「おぃ~、またかよぉ~」といわずに聞いてくださいね。
さて、これまで天津飯に始まり、茶碗蒸しに卵焼き、オムレツなど様々な卵料理について書いてきたので、皆さんお分かりの通り先生は卵が大好きです。
しかし、今回は別の卵についての話です。
お寿司で好きなネタは何ですか!?ここに関しては、先生が小さい頃は間違いなく、『たまご』だったのですが、いまは違う“たまご”のネタを選びます。それは鮭のたまごである『いくら』。以前、大阪にあるお寿司屋さんの話題をこのコーナーで取り上げましたが、この間の国慶節休校の際、時間が少しとれたので、実家の両親を連れてそのお店に行ってきました。相変わらずの賑わいをみせた店内で、いつものように美味しく寿司を食べていました、“あれ”を頼むタイミングを計りながら…。
そしてそのときはやって来ました。
『いくらひとつぅ~!!』
威勢のいい掛け声とともに、カウンターの中にいる職人さんがイクラの軍艦巻きを作っていきます。普通、軍艦巻きができあがると、イクラを上に乗せて(写真参照)、お客の前に出しますよね。
しかし、一年ほど前にも書きましたが、先生が行くそのお店では、軍艦巻きには乗せるどころか、乗せたイクラの倍以上をお皿の上にこぼしてお客の前に出すのです。毎回その光景を見るたびに、“黒船来航やぁ~!!イクラの夜明けは近いっ!!”と彦麻呂のように叫びたくなるのを我慢しています(というのはもちろん冗談ですよ…叫びそうなら、それはちょっとサブイもんね!!)。
食べるのに、いろいろな意味で苦労する軍艦巻きでした。
この軍艦巻きは、北京ではなかなか味わえないのではないかと思います。もしも、北京でこの話と同じようなこぼれる軍艦巻きを味わえるお店があったら、是非とも教えてください!!