先生からのメッセージ

堤政登先生

2009年4月27日

先日、アメリカのプロバスケットボールリーグ“NBA”のオールスターゲームをテレビ観戦していました。NBAのオールスターゲームはオールスターゲームでーのみのイベントではなく、週末からオールスターゲームにかけての数日間が一貫のイベントになっているのです。もちろん、ゲームもおもしろかったのですが、ゲーム以外のイベントでも観客を魅了できる彼らのスキル(技術)には脱帽させられました。ただ単にバスケットボールが上手いだけではなく、“あの選手の技術ならば、少々高いお金を払って見に行っても構わない!!”と思わせるだけのものを持っているのです。本当に、『感動』しました。その中で、特に感動したのは、『スラムダンクコンテスト』です。NBAを代表する6名の選手が出場して行われます。今年の決勝に残ったのは、2006年度以来の優勝を狙う、ネイト・ロビンソン選手(ニックス)と昨年度の覇者、ドワイト・ハワード選手(マジック)の対決でした。ロビンソン選手は2mを超える選手がたくさん所属するNBAの中で、身長が、な、なんと175cmの小柄な選手なのです!!一方、ハワード選手は211cmの長身。まずは、ハワード選手が先行でスラムダンクコンテストがスタート。ハワード選手は普段のバスケットゴールよりも高い位置にフォークリフトでゴールを上げて、アメリカのスーパーヒーローである“スーパーマン”の格好でダンクを披露。高さと迫力のあるスラムダンク、勝負あったかと思われた次の瞬間、会場には“スーパーマン”が唯一苦手な色である、「緑色」を前面に押し出すユニフォームでロビンソン選手が登場!!会場は大喝采の渦につつまれた。 しかし、驚くのはそれだけではなかった!! 175cmのロビンソン選手が211cmのハワード選手をゴール下に立たせたと思った瞬間、な、なんとそのハワード選手を飛び越えてのダンクシュートを…(写真参照)。もう、“凄い”のひと言しか発することができませんでした。もちろん、結果はロビンソン選手が優勝しました。 彼らのショーマンシップには習うべきことが多くあるな、と思いながら観戦してしまいました。

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