先生からのメッセージ

権正 俊幸 先生

2008年2月6日

先生は以前から心理学に興味を持っていました。そこで今回は「役に立つ心理学」の1つを紹介しましょう。 記憶について、アメリカの心理学者が行った有名な実験があります。この実験は二人の学生を被験者として行われました。夜、寝る前に10個の無意味なつづりを暗唱できるまで繰り返して読ませたのです。そして学生たちをそのまま寝かせ、1時間後、2時間後、4時間後、8時間後に被験者を起こして、寝る前に憶えさせた無意味なつづりをどれだけ憶えているかをテストしたのです。また、同じ実験を日中にも行い、このときは寝させませんでした。その結果、「学習してすぐに睡眠をとった場合は、最初の2時間で半分のことを忘れてしまうが、その後はほとんど忘れない。しかし、眠らずにいた場合は、記憶は減少し続け、8時間後には90%も忘れてしまう。」ということがわかりました。つまり、徹夜をして勉強しても、あまり意味がないということです。「時間を有効に使ってしっかりと寝る」これが記憶力を高めるポイントなんですね。漢字テストや英単語テストの時に、是非試してください!

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