北京でいただいた教育相談3
2011年12月3日
子どもの成績が伸び悩んでいます。どうしたらよいでしょうか。
家庭学習の時間を増やす
まず、お子様は「毎日〇時から〇時までは△△△の勉強をする時間」というように、家庭学習の時間を決めていらっしゃいますか?家庭学習をする日としない日があったり、気分によって長くやる日と少しだけやる日があったりするのでは、効果は限定的だと思います。この点、ルールとして「決め」てしまったほうがいいですよ。もしもこれがしっかりできているのであれば、時間を少し増やしてみましょう。勉強は、やった分だけ結果につながります。
ちなみに、家庭学習はどれくらいの時間やるべきなのでしょうか。私が教室で子どもたちに話している「最低限の家庭学習時間」は、次の通りです。
- 受験学年(小6・中3)は、夏休み前までは1日3時間、夏休み以降は1日4時間。
- 準受験学年(小5・中2)は、夏休み前は1日2時間、夏休み以降は1日2時間半。
では、家庭学習では何にどのように取り組めばよいのでしょうか。
復習を手厚くやる
伸び悩んでいる人も、さらに実力をあげたい人も、とにかく復習が第一です。具体的には、次のポイントに尽きます。
- 学校や塾の授業/各種プリント/テスト/問題集で一度やった問題を、自分ができた・できなかったにかかわらず、再度やる。
- 完全に納得・理解するまで、できるようになるまでやる。
この作業を完ぺきにできている子は、まちがいなく高い成績をキープできます。
どうでしょうか。たとえばいま中学2年生ならば、「家庭学習に最低2時間半」と先に書きました。国社数理英の5科目を毎日やるとすれば、それぞれの科目に1日30分しか割けません。やるべきことをやれば、おのずと家庭学習時間は増えていくはずです。
もし、「ウチの子が家で勉強しているのを見たことがない!」なんていう方は、早急に対策を講じてください。少しずつでも始めましょう。
また「どうせやるなら、より良問をやらせたい」「志望校合格のための最短の道を歩ませたい」というご希望でしたら、私どもの塾にご相談ください。