權正俊幸先生
2008年6月2日
みなさん、学校の課題やレポートなど提出日が決まっているものをどのようにこなしていますか!?
締め切り日が決まっているものを、ぎりぎりになって一気にやろうとすると、逆に全然はかどらなくなり、ついにはしめ切りに間に合わなくなってしまったという経験は誰にもあるのではないでしょうか。
これは仕事量(勉強量)が多かったり、期日が短いと、異常にプレッシャーを感じてしまうために起こることなのです。
こんなときは、気を楽にするための暗示ステップをつくるようにするといいそうです。
つまり、しめ切りを「仮じめ」「中じめ」「本じめ」の3段階に分けて考えるのです。
まず、全体の仕事量の分量を見渡し、およそ三等分する。そしてその三分の一の仕事だけに集中して、全力で仕上げるようにするのです。仕事量が三分の一になれば気分的にもリラックスしてやれるようになります。
この三分の一の仕事をやり終えたら、次の三分の一に取りかかります。これまでに三分の一をやり終えているという自信と慣れがあるので、はじめよりずっとはかどるはずです。
そして、これが終わると残りは三分の一だけ。もう心理的な負担はほとんどないでしょう。
この方法は、さらに発展させて考えることもできます。たとえば、スタート時点ではかなり突っ走れるので、はじめの分量をやや多めにとる。
中だるみしがちな二番目の領域はやや少なめにとる。
そして「さあこれで完成だ」という最後の部分はやや多めにしておけば、心理的な負担はもっと減っていきます。
うまく計画を立ててやっていくことが心理的にもいいのですね。